こんばんは、わらねこです。いきなり寒くなりましたね。
まさかのヒートテック解禁です。。。
今回は私が最近一番好きなブランド、「Ann Demeulemeester(アン・ドゥムルメステール)」を紹介します!
アンドゥムルメステールとは
アンドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)は、ベルギー発のファッションブランドで、1985年にアンドゥムルメステール本人によって設立されました。
ブランド名はデザイナー自身の名前に由来し、その背景にはベルギー特有の前衛的な美学が反映されています。彼女は「アントワープの6人(Antwerp Six)」の一員であり、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーから輩出された才能あるデザイナーの一人です。彼らは1980年代にファッション界を席巻し、革新的で実験的なデザインを発信しました。
私の好きなマルジェラもそのうちの1人ですね!
デザインは、ミニマリズムとロマンティシズムが融合したスタイルが多いです。
黒を基調とした色使いや、ユニセックスな要素が特徴で、静謐さと内面的な力強さを感じさせるデザインが多く見られます。アーティストなど、自己表現を重視する人々からも支持されています。
アンドゥムルメステールのデザイン哲学
アンドゥムルメステールのデザインは、ミニマリズムを追求しながらも詩的な雰囲気を持っています。特に、以下の要素がブランドの美学を象徴しています。
引用:ファッションスナップより 24AW
- カラーパレット
黒を基調とし、白やグレー、深い赤など、控えめな色使いが中心。これにより、作品全体が持つ静かな力を強調しています。 - シルエット
ゆったりとしたラインとシャープなカッティングを組み合わせ、動きやすさと美しさを兼ね備えたシルエットを展開。多くのデザインにおいて、ジェンダーレスな雰囲気です。 - 素材へのこだわり
天然素材を中心に、革新的な生地も取り入れたデザインが特徴。特にウールやリネン、シルクなど、手触りや質感にこだわったアイテムが多いです。ビスコースウールの着心地は抜群ですね。
さらに、服そのものだけでなく、詩や音楽といった他の芸術分野とも深く結びついており、ブランドのクリエイティブな世界観を増幅しています。
歴史と進化
アンドゥムルメステールの最初のコレクションは1986年に発表され、その芸術的なスタイルで瞬く間に注目を集めました。
特に1990年代には、黒を多用したダークな美学がグランジファッションやアンダーグラウンドカルチャーと共鳴し、世界中のファッション愛好家から支持を集めていました。
2013年、創設者のアンドゥムルメステールはデザイナーとしてのキャリアから引退することを発表。
しかし、彼女の退任後もブランドはその精神を受け継ぎ、後継デザイナーによって運営されています。現在でも、ブランドの象徴的な要素であるシンプルさと詩的な要素は維持されており、新しい時代に合わせた進化を遂げています。
代表的なコレクションとアイテム
アンドゥムルメステールのコレクションには、いくつかの象徴的なアイテムがあります。
①ロングコート
建築的なシルエットと高品質な素材が特徴のロングコートは、ブランドの代表作のひとつです。ジェンダーレスなデザインで、多くのファッション愛好家に支持されています。
個人的には24AWのレザーのロングコートが超好きです。
②アンクルブーツ
デザイン性と実用性を兼ね備えたブーツも人気アイテム。特に、レザーを使用したシャープなデザインが特徴的です。
引用:ファッションスナップより 左24AW 右25SS
③レイヤードスタイルのシャツやトップス
シンプルながらも、素材やディテールにこだわったシャツは、ブランドの哲学を体現するアイテムといえます。
引用:ファッションスナップより 25SS
また、過去のコレクションの中では、詩的なモチーフや音楽とのコラボレーションが多く取り入れられており、ブランドのアート性が特に強調されています。
世界的に有名なアーティスト、「Måneskin(マネスキン)」もブランドの洋服を着たり、コレクションへ参加したりしてますね!
アンドゥムルメステールの現在と未来
引用:ファッションスナップより 左25SS 中・右24AW
現在、アンドゥムルメステールは新しいクリエイティブディレクター:ステファノ・ガリーチ(Stefano Gallici)のもとで運営されており、ブランドの象徴的な美学を維持しつつ、現代的な要素を取り入れています。
ブランドは現在もその独自性を貫き、他のラグジュアリーブランドにも劣らない存在感を放っています。過去の遺産を尊重しつつも、現代の消費者のニーズに応える形で、未来へと進化を続けています。
ただ、値段は張ります。💦
人間の生活をやめる覚悟は必要かもしれません・・・笑
まとめ
語ろうと思うと、いくらでも語れてしまうブランドなので、できるだけ簡潔にまとめてみました。
いかがだったでしょうか?
日本では若年層で着ている層が少ないなあと感じているので、これを機にブランドに興味を持ってもらえると嬉しいです(⌒∇⌒)
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