こんばんは、わらねこです。
2025年1月26日(日)をもって、DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)青山店が閉店することになりました。
このニュースは、多くのファンにとって予想はできていたとはいえ、衝撃的でした。
ブランド創業者ドリス・ヴァン・ノッテンが手掛けた哲学と芸術性が息づくこの空間は、単なるショップの枠を超えた存在でした。
本記事では、この店舗の歴史や役割に軽く思いを馳せながら、ダラダラ書きたいと思います。。。
ブランドのはじまり
DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)は、ベルギー・アントワープ発のブランドです。
創業者兼デザイナーであるドリスヴァンノッテンは、1981年にアントワープ王立アカデミーを卒業後、自らのブランドを立ち上げ、1986年にはロンドンコレクションにてデビューしました。
卒業後5年で世界的なコレクションに出せるって、当時からかなりの実力者だったことがわかりますね。
1989年、アントワープ市街の中心地に、ドリスヴァンノッテン最初のフラッグショップとなるモードパレス(Modepaleis)をオープンします。
当時繊維取引所だった建物を改装して造られた3階建ての建築物で代表的な名所です。
↑2019年頃の写真
また同年、アントワープに初の旗艦店である、「ヘット・モードパレス」(Het Modepaleis)を開店しました。
私も5年前にアントワープ入りした際に行きました。
(なぜその時にアンドゥムルメステールに行かなかったんだと、今でも後悔中・・・)
今の青山店とも通じる雰囲気がある、素晴らしいお店でした。
日本への参入
「ヘット・モードパレス」(Het Modepaleis)の開店後、世界出店2店目となる旗艦店が東京の南青山で開店しました。
しかし、輸入代理店だったライカとの契約終了に伴って2003年1月には閉店することになりました。
2009年には再び東京の南青山に今まで続いてきた旗艦店をオープン。運営はトゥモローランドが行ってきました。
青山店は単なるショッピングの場を超え、ブランドの哲学を体現するギャラリーのような役割を果たしてきました。美しいディスプレイや特別なイベントを通じて、顧客にインスピレーションを与えていたと思います。
なんか、あのお店はいると買っちゃうんですよね・・・笑
青山店は、周辺のファッションブランドやショップと共に青山エリアの魅力を引き上げる重要な存在でした。今回の閉店は、エリア全体の雰囲気にも影響を与えるのでしょうか。。。
ブランドのこれから
2025年春夏シーズンを最後にデザイナーを退任することとなったドリスヴァンノッテン。まだ公認デザイナーは決まっておらず、デザインチームでの継続後選出となりそうです。
2024/12/12追記:
後任デザイナー決定!ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)です。2018年~ドリスを支え続けてきたまだ若い才能の塊!
今回の青山店の閉店に伴い、運営元もトゥモローランドから、「プーチ」へと切り替わります。
プーチは「NINA RICCI(ニナ・リッチ)」や、「BYREDO(バイレード)」を擁する会社で、フレグランス事業、メイクアップ事業がとても強いです。
ドリスからも香水ラインの発売があったりと、ブランドを大いに盛り上げてくれています。
お店は再オープンの予定があるとのことでしたが、
今の青山店を改装してリニューアルオープンするようです!2025年3~4月にオープン予定みたいですね。
ブランドを残してくれただけでも日本の代理店の方々には感謝ですね・・・!
忙しいところですが、1回くらいは最後に行きたい。
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