ピータードゥ、ヘルムートラングのクリエイティブディレクターを退任
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ピーター・ドゥ退任!?!?!?泣いていいですか???
さすがに、、、このニュースは予想していませんでした。。。
最近ピーターが手掛けたラングのセットアップを買ったばかりなのに・・・残念です。(正直PETER DOが高すぎるので、安くピーターの作品を買えるラングはめちゃくちゃありがたかった。笑)
ヘルムート・ラングは、1990年代のミニマリズムを象徴するファッションブランドとして知られ、シンプルながらも実験的なデザインで多くのファンを魅了してきました。
アーカイブでもペンキデニムなど根強い人気がありますよね。
2023年、ピーター・ドゥが同ブランドのクリエイティブディレクターに就任。
ピーター・ドゥには、自身のブランド「ピーター・ドゥ(PETER DO)」で評価されている革新的なミニマリズムと、ニューヨークらしいアーバンなエッセンスを取り入れる手腕に期待が寄せられていました。
最近から「Ann Demeulemeester」のクリエイティブディレクターに就任しているステファノ・ガリーチとも仲良さげで次の時代を作っていくデザイナー集団だなと感じています!
とはいえ、彼のヘルムート・ラングでの在任期間は予想以上に短いものでした。
本記事では、彼の功績、退任の背景、そして今後の展望について詳しく見ていきます。
ピーター・ドゥの就任と功績
ヘルムート・ラングの2005年の離脱以降、それまでデザイナーが点々としていたブランドのクリエイティブディレクターとしてピーターが登場したのは2023年5月。大きな期待が寄せられていました。
彼が手がけた2024-25年秋冬コレクションは、混沌とする時代の中で「防護」と「ユーモア」をテーマに掲げ、ファッションが持つポジティブな力を提案しました。ピーターのデザインは、実用性と芸術性を兼ね備えており、特にミニマルな構造美が際立つ一方で、時に大胆なカラーリングや素材選びで新たな可能性を探求していました。
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また、彼の在任中、ヘルムート・ラングはポップアップショップや特別イベントを通じてブランドの認知を高める活動も行い、特に若い世代へのアプローチに力を入れていました。
伊勢丹新宿でもポップアップをやっていて、私のセットアップはそこで購入したものです!
それまでアーカイブ以外での情報があまり入ってこなかったのですが、そういう意味でもブランドとして変わったんだな、と思いましたね。
インスタの投稿もかっこいいです(ニューヨークをモデルが歩いてるやつ。以下おすすめです笑)
退任と今後の展望
2024年11月、ピーター・ドゥはヘルムート・ラングを退任することを発表しました。
在任期間はわずか1年半と短く、ファッション業界の驚きの声が多かったんじゃないでしょうか・・・?(うまくいってない、わけではなかったと思うんですが)
退任の背景には、ブランドとピーターの間でのビジョンの違いがあったのかもしれません。ブランドのミニマリズムを現代に適応させる試みは成果を上げていましたが、グローバル市場での競争力を早期に再構築するには時間が足りなかったのかもしれません。
親会社がファーストリテイリングということもあり、短い期間で高い成果を上げることを期待されていた可能性もありますが、どちらかというとピーター側のビジョンとのずれがあったんだろうなと思います。
高い成果出してたと思いますし、ファーストリテイリング側にも感謝の言葉を伝えていた/伝えられていたので、円満さもあります。(それだけに残念極まりないです。。)
退任後は、ピーターは自身の「ピーター・ドゥ(PETER DO)」に注力するでしょう。
彼自身の革新性とブランドへの深い理解を活かし、さらなる飛躍が期待されます。一方で、ヘルムート・ラングは後任のクリエイティブディレクターを決定する必要があり、その動向が注目されています。
今までも数々のデザイナーを経てきたブランドのため、案外すぐ決まるかもしれません。笑
ラストコレクションは25年秋冬シーズンとのことなので、ぜひ狙っていきたいです。
ピーター・ドゥ、ヘルムート・ラングそれぞれ、今後の展開がとても楽しみです!!
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